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2月 18

保険料の構成の仕組み

加入者から保険会社に支払われる保険料は、保険用語上、営業保険料と呼ばれます。この営業保険料は、純保険料と付加保険料の2つに区分されます。

① 純保険料

将来、保険金を支払うための財源となるもので、死亡保険金を支払うための財源となる死亡保険料と、満期保険金を支払うための財源となる生存保険料からなっており、計算基礎として予定率死亡と予定利率を使用しています。

② 付加保険料

予定事業比率を基礎として計算保険制度を維持・管理するための費用をまかなうためのものであり、基礎計算として予定事業費率を使用しています。

配当金の仕組み

1) 剰余金の三利源

保険料は、予定死亡率、予定利率、予定事業費率の3つの予定率に基づいて計算されていますが、生命保険会社は、積み立てられた保険料を少しでも有利な運用先に投資する、コンビュータの積極的導入などによって保険事業の運営費用を少しでも切り詰める、といった経営努力を行っています。

また、社会も長寿化し、平均寿命も長くなる傾向にあります。このため、保険会社の決算では、将来の保険金などの支払いに備えて積み立てておくべき金額を上回る過剰分が発生するのが普通です。これを、剰余金といいます。

剰余金は、いずれの予定率を源泉としているかによって、さらに死差益・利差益・費差益の3つに分類されます。これを「剰余金の三利源」といいます。

まず、「死差益Jは、予定死亡率で見込んだ死亡者より実際の死亡者が少なかった場合に生じます。次に、「利差益」は、保険料をより安全・確実・有利に運用した結果、資産運用の実際の利回りが予定利率を上回った場合に生じます。さらに、「費差益Jは、企業努力などにより実際に支出した事業費が予定事業費を下回った場合に生じます。

2)剰余金と配当金

保険料から生じた「剰余金」は契約者全体のものであり、保険会社はこれを「配当金」として契約者に還元しています。つまり、配当金は毎年の決算によって確定した剰余金を、契約内容に従って公平に分配するものです。

いわば、配当金には、保険料の精算という性格があります。保険会社は、剰余金の90%以上を契約者(社員)配当準備金に繰り入れ、これを財源として契約者(社員)配当金を支払います。以上は差益がでた場合ですが、逆に差損が生じる場合も考えられます。

たとえば、予定を下回る運用しかできなかった場合や、大災害で予定を上回る死亡者数となることも考えられます。このようなときは、当然、損失(死差損・利差損・費差損)が発生し、配当金が支払われないということもありえます。

したがって、配当金は確定したものではなく、その時々の状況に応じて変動するものなのです。また、支払う保険料が同じでも、保険内容が異なると配当金も違ってきます。

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